いざ、掘り方

 

1.      50p四方の穴をシャベルで掘れるだけ深く掘る。

2.      建物の近くの場合は建設時に砂利などが入れられていることがあります。ポンプ式掘削機は砂利が大の苦手です。頑張って砂利の層をこの段階で突破するのが肝要です。

3.      掘れるだけ掘ったら、中に水をたんまりと投入。

4.      先ほど紹介したポンプ式掘削機に2mのVP20を装着。水を張った穴の底をガスガス、グリグリ(必ず右回し)して穴を掘っていきます。

5.      掘削機の中に泥がたまって重くなったら持ち上げて排水口から中の泥を出す。

6.      水がなくなったら又水を足して掘り進める*そのうち水を足さなくても良くなります

7.      なぜなら、それは水が湧いて来てるから!

8.      深くなってきたらVP20を継ぎ足す

VP20は4mを超えるとしなりすぎて危ないので4mごとにジョイントをはずして穴から持ち上げる。

*このとき、掘削機側のVP20にひもをかけておいて穴の底に落とさないようにする。落としたらまず救出は無理でしょう

        

    基本的な掘り方は以上です

 

◎ぬれた塩ビ管は滑ります。ゴムがついている軍手を使いましょう。

掘り出した泥の性状を、深さと共に記録しておく。水を足さなくてもほれるようになったらそれも記録しておく(出水)。あとになって重要な情報になります

         <土壤の名称>

粘土:ねっとりした、まさに粘土なんです

シルト:粘土と土の中間くらいの粒子

土:字の如し   

砂:字の如し

礫:石ころ交じり

掘削終了の目安は難しいのですが

・礫/砂の層:滞水している場合が多い

・粘土層:水を通しにくいので、その上層との境界面で出水しやすい

・掘るに掘れなくなった時

自分の場合は2層目の粘土層に達した深さでやめました

やめた理由はその他にもあるのですが、それは日記を見てください!

◎以下の状況がある場合は、井戸枠を入れながらの掘削になります

                   壁が崩落して掘り進めない

                   ・真っ直ぐ掘れてない様な感じがある

*挿入する井戸枠の先端から1mくらいまでの間に取水用の穴を開けておく。ドリルで4-5oの穴を無数にあけてもいいのですが大変なので、ディスクグラインダーにダイソーとかで売ってる切断用の刃を装着し、スリット状に穴をあけるとすごく楽です。

               **必ず縦方向にスリットをあける

         先端側には継手をつけておく

 

◎掘削機は刃がついており、大きめの石ころは吸い込めません。石ころの感触があれば、底さらい用掘削機での吸い取りを試みます。それでも回収できなければ、その位置での掘削を諦めて別の場所からやり直しましょう。

 

    普段使わない筋肉を酷使します。最初は1-2時間で撤収しましょう。




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